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学校行事
林業はこの地域の主要な産業。生徒達は木材を使用してバイオリンなどの楽器作りを習います。選択科目では、地元でとれる食材を生かした郷土料理実習の授業もあります。また、数十年にわたり、王滝小中学校では全校をあげて近くの御嶽山清掃を行なってきました。 |
王滝小中学校
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文化祭、スポーツ大会や生徒に人気のイベントを紹介しています |
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1 楽器作り
王滝小学校では図工や総合的学習の時間を活用して、楽器作りの授業を行っています。王滝村では杉やヒノキなどの林業が盛んなため、地元の木材を使って生徒たちが楽器を作るのです。すべての子どもたちが最初に取り組むのはバンドーラ(リュート型の弦楽器)作り。胴は生徒それぞれが好きな形にデザインし、棹をつけ、弦を張って仕上げまで一ヶ月半ほどです。
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手慣らしのバンドーラ作りが終わると、いよいよ次は本格的なバイオリン作りに挑戦します。のみ、槌、カンナなどの道具を駆使して、一枚の板、一本の角材から製作を開始します。自分で引いた設計図をもとに木材を切り出す子、小型カンナを手に、胴の部分の繊細なカーブ出しをする子など、教室は舞い上がる木屑と生徒の熱気でいっぱいです。
担当の中澤先生は、20年前から楽器製作の指導に取り組んでいるベテランです。「楽器作りをすると集中力と根気がつくし、達成感を得られます。同じバイオリンでもできたものはひとつひとつ音色が違う。そんなことまで子どもたちは理解していくんです」
この日小学5年生の女の子が持っていたバイオリンは、ほぼ完成型。あとはニスを塗るだけで仕上がるそうですが、なんと作り始めたのは小学2年生の2学期から。もう2年以上も製作に取り組んでいます。「難しかったのは棹の先のうずまきの部分。角材をのみで削って、紙ヤスリで磨くの。半年くらいはかかった」
そんな風に語る彼女が弾いてくれたバイオリンからは素朴で優しい音色が響いてきました。
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