流行通信 2000年7月−9月 |
絶叫マシン
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日本ではここ数年、超大型や木製、ぶら下がり式など、新しいタイプのジェットコースターが次々と登場しています。 ![]() ところが今年8月、それをはるかに上回るコースターが本州の中心、名古屋市に近い三重県長島町に登場しました。それが「スチールドラゴン2000」です。高さ、落差、速さ、全長のいずれもが世界一という超大型ジェットコースターで、『ギネスブック』の記録を堂々と書きかえました。 ![]() 一風変わったコースターもお目見えしました。東京に隣接する埼玉県に今年3月に開設されたばかりの「レジーナ」は、2.6ヘクタールの池の上に造られた全長1,344メートルの木製のコースターです。水上を走るという珍しさもさることながら、木は力が加わるとしなるため、鉄製よりも揺れが激しいのが特徴です。 東京都稲城市のよみうりランドにある「ホワイトキャニオン」も木製コースターですが、急カーブが多いのが特徴で、横向きにかかる1.5Gの遠心力は日本最大です。降りた時、おなかの中で胃袋だけが片方に寄っているような感じがするでしょう。 ![]() 大阪のエキスポランドには、立ったままで乗るコースター「風神雷神2」があります。乗った人の話では「気絶しそうなほど怖い」そうです。 勇気ある子供は二度三度と繰り返し乗るジェットコースター。さまざまなタイプで登場してくる絶叫マシンにはこの先しばらく目が離せません。いったいどこまで過激に、楽しくなるのでしょう。 写真:(上)ナガシマスパランドの「スティールドラゴン2000。」(ナガシマスパランド);(中)よみうりランドの木製ローラーコースター、「ホワイトキャニオン.」(よみうりランド);(下)パルケエスパーニャのぶら下がり式ジェットコースター、「ピレネー.」(志摩スペイン村) |
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